”Macmini Mid2010のBootCampにWindows7をインストールしてみました。”
現在、私は「Macmini Mid2010」と「MacbookAir Mid2011」を使っています。
メインで使っているのは、MacbookAir Mid2011で、Macmini Mid2010は常時起動させてファイルサーバー的に使ってるんですが、あまりにももったいないのと、最近使いたいと思ってるアプリがWindowsでないと動かないので、この際思い切って
”Macmini Mid2010をBootCampでWindows化しよう!”
と思った次第です。
Windowsのノートパソコンは一応あるんですが、
7年ほど前のWindowsXPで、普通の動作が耐えられないくらい遅いし、
Windows7のインストール条件を満たしてないときたもんだから、
新しくWindows10のノートを買うか、BootCampを使うか悩んだ末、
使用頻度を考えて、隠居?!状態のMacmini Mid2010にWindows7を入れて頑張ってもらうことにしたわけです。
この決断が、これからお知らせする悪戦苦闘の始まりになるとは思いもよらなかったんですけどね〜(笑)
ということで、私自身の健忘録として、また、同じように苦しんでる方の参考になればと思ってその奮闘ぶりを記録しておきます。
まず、
「安心してください!」
最終的に、Macmini Mid2010にBootCampでWindows7をインストールできてます。
MacOSは、現時点で最新のEI Captainです。
では、最初に、正解の作業を箇条書きにしておきます。
用意するもの
- Macmini Mid2010
- Windows7 HomePremium or Windows7 Professional or Windows7 UltimateのインストールDVDと正規プロダクトキー
- 2GB以上のUSBフラッシュメモリ
- USBキーボード&マウス
手順
- USBフラッシュメモリ2GBをUSB端子に差し込み(※ 念のため一番中央側以外へ)、BootCampアシスタントを起動する(この時点でUSB接続のキーボードとマウスを接続しておく)
- 「最新のWindowsサポートソフトウェアをAppleからダウンロード」と「Windows7をインストール」にチェックを入れ、「続ける」ボタンをクリック
- Windows7のインストールディスクを要求されたらDVDドライブに挿入する。
- 指示に従って、パーティションを設定して「インストール」をクリック
ここからWindow7の設定に入ります。
- DVDを読み込んで、Windows7の設定に入るので、「ディスク0:パーティション4:BootCamp」を選ぶ。「ここにはインストール出来ない」と表示されるので、「ドライブオプション(詳細)」から「フォーマット」をフォーマット(忠告が表示されるが気にせずフォーマット)
- 「ディスク0:パーティション4:」からBootCampの文字が消えているが、このパーティションを選択して進める
- そのままインストール作業が始まり、完了すれば、大きなモニターにもかかわらず、解像度の低いWindowsの画面が表示される。(※ ここまでくるにはかなり時間がかかります。)
- USBフラッシュメモリ2GBに入っている「setup.exe」をクリックし、入れておいたドライバーインストールする。
- 再起動
- あとは、Bluetooth対応のキーボードとMagicPadを認識させたり、プロダクトキーの認証をしたりして完了です。
問題なければ順序良く進んでいくはずです。
最初から、素直にMacmini Mid2010の指示に従ってればよかったのに、ちょっとばかり知識があるもんだから、ネットでいろいろ調べた挙句、抜けられない悪循環!?無限ループにハマってしまい、悪戦苦闘したというわけです。
今回参考にさせてもらったサイトは以下のとおり。
Apple
- Boot Camp を使って Mac に Windows 7 以前をインストールする
- Windows インストールメディアから Boot Camp 用の ISO イメージを作成する
- 【Mac mini】bootcampでwindows7をインストール中にマウスとキーボードが効かない
- Bootcamp issue: “Non-system disk, press any key to reboot”
BootCampへのWindows7インストール
- 確実にWindows7をBootCampで導入する方法;Mac mini 2011および2014、MoutainLion/Yosemite版(Mac mini 2014では注意点あり)
- [mini] Lion にBootcampでWin7を入れる
- BootCampアシスタントでインストールディスク作成項目が表示されない場合の対処方法
- Boot Camp:Windows7インストール時にキーボードやマウスカーソルが動かなくなる時の対処方
- BootCampでWINDOWS7を入れようとしたらキーボードが動かない。
- BootcampでWindowsのインストールに失敗する問題の解決方法 AppleSSD.sys 0xc0000428 このファイルのデジタル署名を検証できません。
- MAC miniにWindows 7をインストールした
- 完全保存版・MacにWindows 7をインストールしよう
EI Captain関係
- OS X 10.11 El Capitanのシステム保護機能「Rootless」を無効にするcsrutilコマンドの使い方。
- OS X 10.11 El CapitanのSystem Integrity Protection(SIP)についてちょっと詳しく
- Mac OS X 10.11 El Capitanでシステムアイコン等を変更する
最も参考になったのは、
「5.」の確実にWindows7をBootCampで導入する方法です。
ちなみに最初にチャレンジを始めた時は、OSは「Yosemite」でした。
では、改めて、私が辿ったトラブルだらけの作業を説明します。
1.Windows7を用意。
もともとParallels Desktopを使って、Windows8を入れていたので、そのプロダクトコードが使えると思ったのもつかの間、Macmini Mid2010のBootCampに対応しているのはWindows7までということだったので、とりあえずどこで売ってるのか検索。
ダウンロード販売があるのかと思いきや、すでに販売終了。(プロダクトコードがあればダウンロードできるみたい。)
近くの家電店に行くも売っていないので、しょうがないので、Yahoo!オークションでWindows7を検索。
出るわ出るわ。正規品とは考えにくい商品の数々。
プロダクトキーだけの販売で1,000円から出品されてます。
そんなのはちょっと危険なので、とりあえずスルーして、DSP版の64bit用Windows7 Professionalを購入。
「Amazon.co.jpが販売、発送する商品は正規OEM製品販売代理店経由の商品(正規品)です。」
との記載があるので、ま~ライセンス的には問題ないんでしょうね。
2.DVDからディスクイメージを作成
この「2」移行の作業、というより「Macmini Mid2011」以降なら、全作業を通じて基本的に
確実にWindows7をBootCampで導入する方法;Mac mini 2011および2014、MoutainLion/Yosemite版(Mac mini 2014では注意点あり)
が非常に参考になります。
ということで、問題なく、ディスクイメージの作成が完了
3.BootCamp用のディスクイメージをUSBフラッシュメモリに作成。
ここでかなり困ってしまいました。
というのも、色んな所で説明されているBootCampアシスタントの画面とモニターに表示されている画面が微妙に違う。。。
とは似たような画面なんですが、、
「Windows7またはそれ移行のバージョンのインストールディスクを作成」という項目が表示されていないわけです。
実際の画面がこんな感じ。
こんな状態にもかかわらず、ま~とりあえず、進めてみるかとUSBフラッシュメモリを入れて次の画面に進んで、保存先をUSBにして、インストールをクリックすると、老体のMacmini Mid2010さんが、ディスクイメージが見つからないと申されるではありませんか!
何度やってもダメなので、ぐぐってみると
参考サイト「7.」のBootCampアシスタントでインストールディスク作成項目が表示されない場合の対処方法
が見つけ、どうやらBootCampアシスタントのパッケージの中の「info.plist」をいじればいいということがわかったので、なんとか「info.plist」を書き換えてみると、無事項目が表示されて一安心。
パッケージの中は、「controlキー」+クリックもしくは二本指タッチで「パッケージの内容を表示」を選べば表示されます。
私の場合、かなりドツボにはまってしまっているので、もし、Macmini Mid2011以降で、確実にMacminiにWindows7をインストールする詳しい方法が知りたければ、
確実にWindows7をBootCampで導入する方法;Mac mini 2011および2014、MoutainLion/Yosemite版(Mac mini 2014では注意点あり)
を参考にされるとスムーズにいくと思います。
Macmini Mid2010の場合は、最初に記載している方法で問題なく完了しますので、現在説明している手順はやってはいけません。
なので、上記を試してもうまくいかない方のために、トラブっている状況を、少し面白おかしく表現しておりますので、あしからずご了承を。
4.Macmini Mid2010に対応したWindows7・64bit用のWindows サポートソフトウェアを準備
ここまではあっさり完了。
用意したUSBフラッシュメモリ2GBに、Macmini Mid2010のBootCampへ64bitのWindows7をインストールするために必要な「Windowsサポートソフトウェア」
「Boot Camp Support Software 4.0.4033」
を入れて準備万端。
5.Windows7をインストール
いよいよWindows7のインストールですが、この作業では、
パーティションの作成 → 再起動 → Windows7のインストール
と進むはずなのですが、再起動後に白い画面の後、真っ黒な画面になり、画面上には見たことのある
「Non-system disk press any key」
のメッセージが。。。。
キーボードは効かないし、一瞬頭が真っ白に!
とりあえず、冷静になり、本体の電源ボタンを押して、終了した後、もう一度電源ボタンで再起動。
やはり、真っ黒な画面に
「Non-system disk press any key」
の文字。
これを3回ほど繰り返した後、拉致があかないので、起動後に「option」キーを押して、起動ディスクの選択画面を表示した後、元のMacOSを立ち上げる。
どうやら、パーティションはBootCamp用のものができているものの、USBからの起動ができないようなので、よく見ると4つあるポートのうちの2番めにささっているではありませんか!
早速、起動できるという1番目のポートに差し替えて再起動。
しか〜し、再び
「Non-system disk press any key」。。。。。
なぜだーと思いながら、すべてのポートを試してみるもすべてアウト!
このあたりで初めて、USB接続のキーボードが必要だと気づき、家の中を探すも、前まで持っていたキーボードはオークションで処分してしまってあたふた。
とりあえず、Macで起動した後、一旦BootCampパーティションを削除。
キーボードなくてもなんとかなるんじゃないと思って、再び最初からやるも、同じく
「Non-system disk press any key」
ここで、何を思ったのか、最新のEI Captainにアップデートすれば出来るんじゃないかと思い、無謀にもあまり良い噂の聞かない!?EI Captainにアップデート。
あまりにも時間がかかるので、いろいろ原因なんかをネットで探しているうちにこの日は眠くなって、EI Captainのインストールで終了(笑)
EI Captainは意外とさくさく動いてます。(もちろん、全体的なもたつきはありますが。。)
2日目に入り、なんとかUSB接続のキーボードも知り合いから借りることができ、OSもEI Captainと新しくなったし、これで完了できるだろうとBootCampアシスタントを立ち上げると、なんとビックリ、またしても
「Windows7またはそれ移行のバージョンのインストールディスクを作成」
という項目がなくなってるじゃあ〜りませんか!
はいはい、「info.plist」書き換えりゃいいんでしょとばかりに作業すると、
書き換えたファイルを入れ替えられない状態に!
なんでだろ〜!とぐぐってみると、
EI Captainからは、セキュリティーが厳しくなり、システムに関係するファイルはルート権限でもいじれないことになってるらしい。
なんとか方法がないかとたどり着いたのが、
OS X 10.11 El CapitanのSystem Integrity Protection(SIP)についてちょっと詳しく
最初にリカバリーモードでターミナルから「csrutil disable」コマンドを入れるとこんな画面が表示されたので、
できたのかなと思って、リブートすると、上記の表示は、最初に「csrutil」コマンドを入力した時に表示される説明だったみたいで、「SIP」が切れておらず、再度リカバリーモードで「csrutil disable」を実行すると、今度は「SIP」を無効にできたようで、無事「info.plist」の書き換えに成功。
ここで、もう一度リカバリーモードで「SIP」を有効にして、いよいよEI CaptainでのBootCampに挑戦。
前日と同じように、3→4→5と進むと。。。
悪夢のような
「Non-system disk press any key」
の文字。。。。。
この時点で、かなりダメージが大きくぐったり。
他の方法が無いかと考えると、インストール用USBじゃなく、「DVDだとできた」みたいな文字を見つけたので、とりあえず、USBからディスクイメージを作成し、それでDVDを作成することに。
とりあえず、ディスクユーティリティーでDVDのフォーマットをMS-DOSにしてと考えながら、DVDを入れて、ディスクユーティリティーを立ち上げ、何を思ったのか、左にあった「Apple スパースバンドルイメージ」とかなんとかをDVDと思ってフォーマット!
その瞬間、DVDではないことに気づき、パニック状態に!
といってももう時すでに遅し!
それは、Timecapsulに保存されていたバックアップファイルのイメージだったようで、ファイルが壊れてしまってさらにがっくり。
他に保存していたファイルは残っていたので、一安心だったのですが、あんまりつかれた状態で、ディスクいじるのは良くないですね。勉強になりました。
まー、ここまでの作業でも、Macの起動ディスクが壊れることはなかったので、バックアップ無いけど、DVDだけ作ろうとおもって、DVDの作業をすすめることに。
いざ、書き込む段階になり、DVDを挿入し、作成すると
「ディスクが足りない」
なんてメッセージが!4.7Gじゃたりんのかい!
ってことで、2層8.5GのDVDを買いに近くの家電店へ。
その後、無事、DVDが完成し、インストールできたという方法を試すと
再び
「Non-system disk press any key」
のメッセージが。。。
バックアップがないのが不安なので、この日は再度、BootCampのパーティションを削除して、さらに、Timecapsulのバックアップファイルを削除して終了。1Tもあったので、削除に一晩かかりました。
次の日は改めてTimecapsulを設定し、初回のバックアップを作成。
朝に設定し、仕事から帰ると完了してたので一安心。
もしかすると、最初のインストールディスクから作ったイメージファイル自体がおかしいんじゃないかってことで、今回は最初のイメージファイルを作成するところからスタートすることに。
で、鬼門の「5」
「Non-system disk press any key」
もう、この時点で1時間ほど放心状態!
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で、改めて考えてみると、
Macmini Mid2010には、内臓のDVDドライブが搭載されているので、
「普通にDVDドライブにインストールDVDを入れたら大丈夫なんじゃね?」
という初歩の初歩的な疑問にたどり着く。
そもそも最初の段階で、Macmini Mid2010が「ディスクイメージが見つからない」と指摘した時に気づくだろ普通!
と思うかもしれないけれど、思い込みってのは恐ろしいもので、
インストール用DVDを使うなんてことが頭の片隅にこれっぽっちもなかったわけです。
ということで、変更していた「info.plist」をもとに戻してから
BootCampアシスタントさんの指示通りに進めていくと、今までの悪夢がウソのように、スムーズにインストール完了!!
今回、久しぶりにかなりの時間をパソコン作業に費やしてしまったけど、その分、いろいろと詳しくなった気がする。
多分、Windowsの環境がほしいなら、安いネットブックを買ったほうが断然安く収まる(自分の労力を金額に置き換えると)。
なので、Macを使っていて、Windowsの環境が欲しい場合は、安易な考えでBootCampを使おうなどとは思ってはいけません。
「新しいMacなら大丈夫でしょ!」
という意見もあると思うが、ハードが2Tとかの容量があるなら別で、通常のSSDのMacbookで使おうなんて思ったら、マルチで使うので、すぐにSSDがいっぱいになってしまい、本末転倒になっちゃいます。
今回は、Macmini Mid2010というあまり活用していない古いMacの使いみちを考えた結果のBootCamp導入なので、普通の人は、新しいWindows10の入ったネットブック。まさに「マウスコンピューター」などをおすすめします。
「マウスコンピューター」なら、5万も出せば、アフィリエイト用のサイト作成に使う十分な性能のものが手に入ります。
私自身は古い資産活用の目的だったので、当分、このMacmini Mid2010のBootCamp環境を利用しますが、素直にちょっとお金を足してネットブックを買えばよかったというのが本音です。
少しでも、この悪夢の記録が誰かのために立てばいいんですけどね。
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